2011/09/06

viエディタ、中級編7(ヤンクバッファ)

viエディタ、中級編7(ヤンクバッファ)
コピー&ペーストで使用するヤンクバッファ

viエディタでは、コピー&ペーストで使用するバッファはヤンクバッファと呼ばれています。
通常デフォルトで使用するヤンクバッファは1つです。
また、名前つきのヤンクバッファは26個(a-z)あります。

デフォルトのヤンクバッファは、「x」や「dd」で削除したときもヤンクバッファに入ります。しかし、デフォルトのヤンクバッファは1つしかないので、削除するたびに上書きされ最新のものしか残っていません。

また、ヤンクのしかたによってバッファの内容も変わり、文字単位と行単位があります。

ヤンクバッファへの入れるコマンドは「y」「yy」「x」「d」「dd」などです。
また、ヤンクバッファから取り出すときのコマンドは「p」「P」です。

ヤンクの例
[user@localhost tmp]$ cat tmp.txt
123456
abcdef
ghijkl
qwer
zxcv

[user@localhost tmp]$ vi tmp.txt
123456
abcdef     # この行にカーソルを置き、削除「dd」
ghijkl
qwer
zxcv

# vi 削除(ヤンク)後
123456
ghijkl     # カーソルがこの行に移ります、「p」でペースト
qwer
zxcv

# vi ペースト後
123456
ghijkl
abcdef     # ヤンクバッファの内容がペーストされました。
qwer
zxcv

名前つきヤンクバッファの操作は、コマンドの前に「"?」(?はa-zのうち1文字)を付けます。
例えば「"add」とすると、名前つきヤンクバッファ「a」にカーソル行の内容を入れます。

ペーストするときは、「"ap」で名前つきヤンクバッファの内容をカーソルの下に挿入します。

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