- viエディタ、中級編7(ヤンクバッファ)
- コピー&ペーストで使用するヤンクバッファ
viエディタでは、コピー&ペーストで使用するバッファはヤンクバッファと呼ばれています。
通常デフォルトで使用するヤンクバッファは1つです。
また、名前つきのヤンクバッファは26個(a-z)あります。
デフォルトのヤンクバッファは、「x」や「dd」で削除したときもヤンクバッファに入ります。しかし、デフォルトのヤンクバッファは1つしかないので、削除するたびに上書きされ最新のものしか残っていません。
また、ヤンクのしかたによってバッファの内容も変わり、文字単位と行単位があります。
ヤンクバッファへの入れるコマンドは「y」「yy」「x」「d」「dd」などです。
また、ヤンクバッファから取り出すときのコマンドは「p」「P」です。
ヤンクの例
[user@localhost tmp]$ cat tmp.txt 123456 abcdef ghijkl qwer zxcv [user@localhost tmp]$ vi tmp.txt 123456 abcdef # この行にカーソルを置き、削除「dd」 ghijkl qwer zxcv # vi 削除(ヤンク)後 123456 ghijkl # カーソルがこの行に移ります、「p」でペースト qwer zxcv # vi ペースト後 123456 ghijkl abcdef # ヤンクバッファの内容がペーストされました。 qwer zxcv
名前つきヤンクバッファの操作は、コマンドの前に「"?」(?はa-zのうち1文字)を付けます。
例えば「"add」とすると、名前つきヤンクバッファ「a」にカーソル行の内容を入れます。
ペーストするときは、「"ap」で名前つきヤンクバッファの内容をカーソルの下に挿入します。
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