2011/08/22

viエディタ、入門編2

viエディタ 入門編2
linuxで使用するviエディタの入門編です。viを使う上で最低限の機能です。

linuxでは、環境設定など設定ファイルを変更する場合viエディタでテキストの編集をします。
これから、いくつかの項目に分けてviの説明を記述します。
まず、今回は入門編で最低限の機能の紹介です。

そのエディタviは、windowsで使用するノートパッドやワードとは異なり、カーソルの移動はマウスでは出来ません。まず、マウスを使わない操作に慣れましょう。
viエディタで、マウスを使わないでカーソルを動かすためには、キー操作が必要になります。
また、viエディタはメニューがありません。メニュー操作に該当するのがviエディタのコマンドモードです。

viエディタは2つのモードがあります。
  • コマンドモード
  • 入力モード(テキスト入力モード)
コマンドモード
コマンドモードのとき、テキスト入力はできません。コマンド入力のみです。 このモードのときは、テキストの左下に何も表示されていないか、入力中のコマンドが表示されています。 入力モードに移るためには、テキスト挿入のためのキー(i,aなど)を押します
入力モード
入力モードのときは、テキストの入力が出来ます。いわゆる入力作業です。 また、テキストの左下に「-- 挿入 --」が表示されています。 コマンドモードに移るためには「esc」キーを押します。モードが判らなくなったら、とりあえず「esc」キーを押してコマンドモードに戻るクセをつけると良いです。

viエディタを使う上で、今どちらのモードで操作しているのか、常に意識している必要があります。なぜなら、同じキーを押してもモードが異なると違う意味(コマンド、動き)になるからです。
viエディタを扱うためには、このモードの理解と認識が最初のハードルです。

viエディタの起動
$ vi tmp.txt ファイル名を指定して起動すると、エディタが開きます。 viエディタを起動した直後は、コマンドモードになっています
モードの切り替え
コマンドモード→入力モードへの切り替えは、i,aキーなど 入力モード→コマンドモードへの切り替えは、「esc」キー
カーソル移動
2つ目のハードルがカーソル移動です。 コマンドモードでカーソルの移動が出来ます。カーソル移動は、次の4つのキーで行います。 「h」 カーソルを左に移動(←) 「j」 カーソルを下に移動(↓) 「k」 カーソルを上に移動(↑) 「l」 カーソルを右に移動(→)
設定によっては、矢印キーが使えることもありますが、「h」「j」「k」「l」だとキーボードから手を離さずに使えるので慣れると便利です。
カーソルの移動でテキストの入力位置がきまったら、次は入力モードへの切り替えです。

入力モードへ
入力モードへの切り替えは次の2つのキーです 「i」キーは、カーソルの位置で入力モードになります。 「a」キーは、カーソルの次の位置で入力モードになります。 間違ったテキストを作らないために、違いをよく認識して下さい。 入力モードに切り替わったら、テキストの入力ができます。 テキストを修正するときなど、カーソルを移動させたくなったら「esc」キーでコマンドモードにしてから、カーソルを移動させます。
コマンドモードへ
テキストの入力が終わったら、「esc」キーでコマンドモードへ切りかえます。
コマンドモードでのコマンド(終了)
「ZZ」(または:wq)で、編集中のテキストをファイルに保存して終了します。 「:q!」で、編集中のテキストを廃棄、テキストは保存せずに終了します。
文字の削除
間違った文字を削除したい場合は、コマンドモードで削除対象の文字にカーソルを合わせて「x」キーを押します また入力モードで、「Backspace」キーが使える場合もあります。

0 件のコメント:

コメントを投稿