- viエディタ 入門編2
- linuxで使用するviエディタの入門編です。viを使う上で最低限の機能です。
linuxでは、環境設定など設定ファイルを変更する場合viエディタでテキストの編集をします。
これから、いくつかの項目に分けてviの説明を記述します。
まず、今回は入門編で最低限の機能の紹介です。
そのエディタviは、windowsで使用するノートパッドやワードとは異なり、カーソルの移動はマウスでは出来ません。まず、マウスを使わない操作に慣れましょう。
viエディタで、マウスを使わないでカーソルを動かすためには、キー操作が必要になります。
また、viエディタはメニューがありません。メニュー操作に該当するのがviエディタのコマンドモードです。
viエディタは2つのモードがあります。
- コマンドモード
- 入力モード(テキスト入力モード)
- コマンドモード
- コマンドモードのとき、テキスト入力はできません。コマンド入力のみです。 このモードのときは、テキストの左下に何も表示されていないか、入力中のコマンドが表示されています。 入力モードに移るためには、テキスト挿入のためのキー(i,aなど)を押します
- 入力モード
- 入力モードのときは、テキストの入力が出来ます。いわゆる入力作業です。 また、テキストの左下に「-- 挿入 --」が表示されています。 コマンドモードに移るためには「esc」キーを押します。モードが判らなくなったら、とりあえず「esc」キーを押してコマンドモードに戻るクセをつけると良いです。
viエディタを使う上で、今どちらのモードで操作しているのか、常に意識している必要があります。なぜなら、同じキーを押してもモードが異なると違う意味(コマンド、動き)になるからです。
viエディタを扱うためには、このモードの理解と認識が最初のハードルです。
- viエディタの起動
- $ vi tmp.txt ファイル名を指定して起動すると、エディタが開きます。 viエディタを起動した直後は、コマンドモードになっています
- モードの切り替え
- コマンドモード→入力モードへの切り替えは、i,aキーなど 入力モード→コマンドモードへの切り替えは、「esc」キー
- カーソル移動
- 2つ目のハードルがカーソル移動です。 コマンドモードでカーソルの移動が出来ます。カーソル移動は、次の4つのキーで行います。 「h」 カーソルを左に移動(←) 「j」 カーソルを下に移動(↓) 「k」 カーソルを上に移動(↑) 「l」 カーソルを右に移動(→)
カーソルの移動でテキストの入力位置がきまったら、次は入力モードへの切り替えです。
- 入力モードへ
- 入力モードへの切り替えは次の2つのキーです 「i」キーは、カーソルの位置で入力モードになります。 「a」キーは、カーソルの次の位置で入力モードになります。 間違ったテキストを作らないために、違いをよく認識して下さい。 入力モードに切り替わったら、テキストの入力ができます。 テキストを修正するときなど、カーソルを移動させたくなったら「esc」キーでコマンドモードにしてから、カーソルを移動させます。
- コマンドモードへ
- テキストの入力が終わったら、「esc」キーでコマンドモードへ切りかえます。
- コマンドモードでのコマンド(終了)
- 「ZZ」(または:wq)で、編集中のテキストをファイルに保存して終了します。 「:q!」で、編集中のテキストを廃棄、テキストは保存せずに終了します。
- 文字の削除
- 間違った文字を削除したい場合は、コマンドモードで削除対象の文字にカーソルを合わせて「x」キーを押します また入力モードで、「Backspace」キーが使える場合もあります。
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